Views: 57
0 0

アンティークジュエリーの中には、世紀末芸術のニオイを発しているものもあります。1890年代から20世紀初頭にかけて、メインでヨーロッパの都市を中心にして流行したアートのことであり、 幻想的であり神秘的、退廃的アートと言います。

現代社会で、ぬるま湯に使っているような人たちには、無関係の、世紀末芸術のニオイに、衝撃を受けたという人たちもいらっしゃることでしょう。アンティークジュエリーを持つこと、それは時代にトリップすることです。

世紀末芸術の中を漂うアンティークジュエリー

みなさんは、世紀末という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか……。

世紀末というワードは、 1886年にパリで上演された風俗喜劇『ファン・ド・シエクル(fin de siècle, 世紀の終わり)』が大ヒットしてから、頻繁に使用される流行語となった流れがあります。

一般的には、世紀末とは、 ひとつの時代の転換期に特有する文化的現象、また諸々の形態のことであり、デカダンスであったり、スノビズム、懐疑主義と同じ意味あいでとらえられることもあります。

バイロンやハイネ、レオパルディ、ミュッセなどのロマン主義

19世紀初頭において、バイロンやハイネ、レオパルディ、ミュッセなどのロマン主義が登場することになりますが、このロマン主義の中にも、世界苦の思想や厭世的傾向は内包され、ロマン主義の次には、ギュスターヴ・フローベールらの写実主義あるいはエミール・ゾラ、ギ・ド・モーパッサンらの自然主義が登場し、人間のもつ獣性、醜悪な部分にも目を向けられることになります。

ロマン主義といえば、一点の濁りも存在しない、少女の目のようなキラキラしたアンティークジュエリーをイメージするのかもしれませんが、 一点の濁りも存在しない、少女の目のようなキラキラなんかこの世には存在せず、そのような存在を目の当たりにしていると人間たちは、逆に不安になってしまうものにではないでしょうか……。

完全に見える美は、必ず崩壊していく悲しい存在ではないでしょうか……。

あなたは、アンティークジュエリーの中には、そのような悲しさも感じるときがあるのではないでしょうか。

アンティークジュエリー、アートにも、「完全」などというものは存在せず、時代時代の波に揺られて、あちらへ流れて行ったり、こっちへ流れて行ったり、水たまりの中の小さな葉っぱのように揺れ動いているのです。

あなたはアンティークジュエリーの中に、何をのぞき見ることができるのでしょうか。

Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleppy
Sleppy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %