アンティークジュエリーを購入することって、現代社会のジュエリーブランドを購入すること以上、難しいことなのかもしれません。
ジュエリーブランドなら、ショップに行けば、どの商品も安心して購入することができるでしょう。
価格が高いのは、安心出来る保証と言っていいかもしれません。
しかし、アンティークジュエリーに対しては、まだまだわからないことが多くあるのではないでしょうか。
アンティーク真珠とは……
アンティークジュエリーが何か……、それを理解するのってなかなか難しいことかもしれません。
アンティーク真珠というものがありますが、アンティーク真珠って、天然真珠のことでしょう……と思っている人たちも少なくはありません。
でも、アンティーク真珠とは天然真珠のことではありませんし。
昔は養殖の技術がなかなかなかったのだから、アンティークジュエリーで使われている真珠はほとんど天然真珠という言い方が出来ます。
では、アンティーク真珠は、天然真珠のことという言い方でいいのでしょうか。
アンティーク真珠は、天然真珠が多いというのは事実ですが。しかし、アンティーク真珠の中には、既に養殖真珠も登場しているという事実があります。
養殖真珠が多く市場に出回るようになったのは、1920年頃からという説が正しいようですが。
1940年代あたりの頃には、養殖真珠は、どんどん凌駕していくことになります。
であれば、本当に美しいアンティークジュエリーが欲しいと思えば、天然真珠であることを敢えて追求する必要があり、1930年代頃までのアンティーク真珠に注目するべきでしょう。
そのような意味では、アンティーク真珠には、天然真珠と養殖真珠との違いが既に存在してしまっているのです。
養殖真珠もできがいい
現代社会の人たちは、ひとことで、養殖真珠より天然真珠がいいというかもしれませんが、当時、養殖真珠と言っても、非常にできが良かったと言われています。
1920年前後に英国で製作された養殖真珠のネックレスがあります。真珠の粒は0.8センチ程程度あります。
なんで、養殖真珠でもアンティーク真珠は、レベルが高いのかといえば、そこには、現代社会とは雲泥の差である職人スピリットが存在しているからと言うことができるのではないでしょうか。
ですから、アンティークジュエリーは養殖真珠のアンティークジュエリーに対しても、みなさんが驚くほどの高い買取価格がつくことがあります。
天然真珠、養殖真珠、アンティーク真珠は、相当高い価値を期待することができるジュエリーです。