真珠とは、生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれる貝の体内で作られるジュエリーです。
ダイヤモンドと言ったジュエリーとはちょっと違うという感じではないでしょうか。
天然真珠は、貝殻成分を分泌する外套膜(がいとうまく)が、貝の内部に入り込み、作られることになります。
真珠の作られ方
細胞分裂して袋状になった外套膜が真珠袋となって、 また、カルシウムの結晶&有機質が交互に積み重なり真珠層が作られて、「真珠」が出来ます。
実際には、真珠を作る貝が特別なものではなく、どのような貝に対しても、真珠は作ることができると言われています。
日本人の方々は、特に真珠というジュエリーに関心を持っている人たちが多くいらっしゃることでしょう。
事実、 日本国産の真珠の産地である伊勢志摩半島(三重県)、宇和島(愛媛県)、大村湾(長崎県)は、世界的にも最高峰と言われています。
本真珠(アコヤ真珠)
あなたが、真珠と言えば、一番最初に本真珠(アコヤ真珠)のことを思いつくのではないでしょうか。
本真珠(アコヤ真珠)とは、もとは、 鮑玉(あわびだま)のことを言っていたようですが、現在は、アコヤ貝の真珠も含んで、そのような言い方をしています。
黒蝶真珠(ブラックパール)
真珠と言えば、黒蝶真珠(ブラックパール)という方々も。
黒蝶真珠(ブラックパール)は、クロチョウ貝から生成される真珠のことです。
メインでは、タヒチで養殖されています。また、沖縄のものもあります。
コンクパール
コンクパールとは、大型巻貝の一種である「ピンク貝」を母貝にした天然真珠のことです。
カリブ海あたりのバミューダ諸島、西インド諸島などでだけ採取されています。
まさに、日本の真珠には存在していない魅力をこのジュエリーに発見することでしょう。ピンク色のジュエリーに対して、多くの人たちが魅力を感じているのではないでしょうか。オレンジ色までカラーバリエーションは豊富、ゴージャスさも、このような真珠から感じとることができます。
中でももっとも希少性が高いと言われているのが、濃いピンク色の真珠です。
火焔模様(かえんもよう)のあるものが、高い価格で取引されているようです。
果たして真珠の価値はどうやって決めているの?
ジュエリーの価値ってどのように決定されているか、不思議と思っている人たちもいらっしゃることでしょう。
もちろん、ジュエリーの価値は、いろいろな要素で決定されていきますが。
真珠の価値を上げるのは美しい「巻き」&「照り」と言われています。
真珠の「巻き」とは、真珠層の厚みのことです。